2017年07月22日
月山の可憐な花たち
2017年7月22日(土)
昨日行ってきた夏山月山の可憐な花たちを掲載する。
一枚目は夏山の代表のような「ニッコウキスゲ」。
この花を見るとあぁ夏がきたなぁと思わず感じてしまう。
大群落とまではなっていなかったが、あちこちに点在していた。
小さな花だが「ハクサンフウロ」と言う。
漢字で書くと「白山風露」。
木道脇にけなげに咲いていた。
「キンコウカ(金光花)」。
弥陀ヶ原周辺の湿地で見られる輝くように咲く花。
弥陀ヶ原の湿地に多く見られる池塘(ちとう)。
夏山月山では普通に見られるが貴重な湿地帯である。
空の色が反射してとても美しく見える。
「ガクウラジロヨウラク(萼裏白瓔珞)」。
ツツジの仲間ながら花が開かずつぼ型になる。
色が渋く目立たないと思うと案外密集して花をつけるため結構人気がある。
「ミヤマリンドウ(深山竜胆)」。
弥陀ヶ原の湿地帯で多く見られるが、
花の大きさが1cm程度と小さいため見逃しがちの花になる。
「イワカガミ(岩鏡)」。
私の大好きな高山植物。
葉が鏡のようにつやつやしていることからこう命名されたようだが、
このピンクの花を見るたびにもっとかわいい名前でもいいんじゃないだろうかと思ってしまう。
「チングルマ(稚児車)」。
山のお花畑には欠かせない花。
群落があちこちに点在していると本当に花畑に来たと感じる。
「コバイケイソウ(小梅蕙草)」。
白い花を付けるが咲く年と咲かない年があって、
今年は咲かない年のようだった。
葉の葉脈はとても美しく花が無くてもつい写真に撮ってしまう。
「ウサギギク(兎菊)」。
どこにでもありそうな黄色の花だが、名前は葉の形が兎の耳に似ていることからつけられた。
発音するのが難しくて説明するのに苦労した記憶がある。
「シラネアオイ(白根葵)」。
別名「山芙蓉」「春芙蓉」とも言うが、日光白根山に多く自生し、タチアオイの花に似ていることから命名された。
美しい花だが雨に弱く、薄い花びらが可哀そうなくらい薄い。
「ゴゼンタチバナ(御膳橘)」。
白い花はヤマボウシの花に似て美しいが葉も美しい。
高さ10㎝ほど、花の大きさも2㎝ほどで可憐な植物である。
他にも弥陀ヶ原の湿原や雪渓脇では様々な花たちが彩り豊かな花を咲かせていたが、
昨日撮ってきた花たちは以上で終了とする。
また機会を得てチャレンジしたいと思っている。
Posted by 黒メダカ at 08:03│Comments(0)
│植物