2020年02月18日
冬の羽繕い

2020年2月18日(火)
どこにでもいるすずめたち。
しかしながらその動きを見ていると飽きることがない。
道端に落ちている餌を啄んだと思うと急に羽繕い(はづくろい)を始めたりする。
あちこちきょろきょろしたかと思うとばっちり目と目が合ったりもする。
写真は向こう向きになって羽繕いをしている右側のすずめ。
左は敵が来ないか見張っているようでもある。
寒い冬の雨に当たりながら懸命に生きる隣人すずめたち。
かわいいだけではない逞しさも併せ持っている野鳥だ。



2019年12月31日
ひょこひょこオオバン

2019年12月31日(火)
今年も今日が最後の日。
酒田本港内にいる真っ黒い水鳥のオオバンを撮ってみた。
陸の上にも時々上がるがほとんど水上でひょこひょこ泳いでいる。
お世辞にも泳ぎがうまいとは言いかねるがもぐりは上手らしい。
全身まっくろだがくちばしだけが白い面白い表情をしている。
厳密に言えば足首は黄色で足は白い。
こう見えてけっこう大きく全長40cmほど、翼開張70-80 cm。
酒田あたりでは夏鳥で冬になると現れる。
新井田川中流域辺りでも見られるが、
ほとんどがつがいでいる。
コガモやスズガモなどに混じって泳ぐ姿は一風変わっているが、
そんな姿がいとおしくさえ見える。


2019年11月02日
シベリアからの飛来客


2019年11月2日(土)
酒田市入船町の船溜まりにやってきたカモたちの群れ。
遠くシベリア方面から今年もやってきた。
最上川下流域にはコガモやマガモ、オナガガモなどがものすごい集団でやってくる。
少し離れたこの酒田本港の中には潜水系のカモが集まる。
スズガモやキンクロハジロ、ホシハジロ、ウミアイサ、カワアイサなど、
珍しいカモの仲間も多くいる。
毎年楽しみでよく見に行くが、
なかなか人間に近寄ってこない。
一方、酒田市飯森山公園にある白鳥池にもカモがやってくる。
ここのカモは人間が餌を与えることを知っているためかどんどん近寄ってくる。
小さな子どもたちはカモに囲まれて怖がったりしている。
手に持ったパンなどは陸まで上がってきて持っていこうとしたりもする。
自然界に生きるカモたちがこんなふうになられても困るが、
今年もシベリアからの飛来客は確実に酒田にやってきている。

2019年01月05日
酒田港内に浮かぶカモたちの目

2019年1月5日(土)
酒田本港内には毎年いろんな渡り鳥がやってくる。
マガモやオナガガモなどに混じって潜水の得意なオオバンやキンクロハジロなど。
中には珍しい種類のカモも多く見られて結構楽しむことができる。
北西の偏西風が強いこの時期、
それでも漁船の陰になったりして強風を避けながら生き延びている。
写真はキンクロハジロのメスだが、
この鳥の特徴は何といっても金色のまん丸い目。
船の脇に隠れるようにぷかぷか浮かんでいる姿は、
望遠レンズなど無くても十分撮影することができて、私にとってはうれしいカモだ。
オスは全体が真っ黒で羽の一部が白い。
もちろん目は金色だ。
いつも思うがこんな小さなカモたちが渡り鳥とは本当に驚く。
生命力の強さがなせる技なのだ。
今日もお天気はあまり良くはない。
仕事は昼からだ。
2018年08月28日
月光川ダムでハヤブサに睨まれた


2018年8月28日(火)
遊佐町金俣にある月光川ダムに珍しい野鳥がいた。
始めは電柱の上にいたハヤブサがキーキーと威嚇音を発していたが、
私が近づくと一直線に急降下。
ダムの途中のコンクリートの上に止まった。
この月光川ダムには水鳥を撮影に時々来るが、
ハヤブサを見かけたのは初めてだった。
ダムの一番上から見下ろす形でハヤブサを撮るなんて初めての経験だったが、
ハヤブサは逃げる様子もなく私の撮影を許してくれた。
しかし、一枚目の写真、あんまり近寄るなよ!と睨まれたように感じた。
大きさからどうもチゴハヤブサのようだが、
肝心のお腹の赤い羽根が見えない。
最後までこのままの格好で飛び立たなかった。




2018年08月15日
新小牧川のカワセミ


2018年8月15日(水)
昨日散策したのは酒田市あきほ町にある日本海総合病院脇の新小牧川。
ここは以前からカルガモやカワセミが住み着く面白い場所。
最上川と直接つながっているものの、
水位があまり変わりがないため水の流れが悪い澱み状態の川となっている。
先日の集中豪雨でずいぶん様変わりしただろうなと覗いてみると、
やはりかなり水の流れが良くなって、緑の藻なども水の流れにたなびいていた。
大きな鯉やボラなども大量に見られてすばらしい河川の環境になったものだと感心した。
そしてお目当てのカワセミも元気に飛び回っていた。
背中のコバルトブルーを見れただけでうれしくて飛び上がりそうになったが、
残念ながら望遠レンズを忘れて、何とか近くまで忍び寄って撮影した写真が上のもの。
気が付いて飛び立ったと思ったが、そうではなくて、
小魚を捕獲するためにダイビングしたと思ったら見事くちばしに小魚をくわえながらどっかへ飛んで行ってしまった。



2018年04月01日
荒瀬川にノビタキの群れ

2018年4月1日(日)
昨日は忙しい合間を縫って久しぶりに野鳥探索に行った。
忙しいほど行きたくなる。
やっかいな性格だと笑いたくなる。
酒田市八幡地区を流れる荒瀬川周辺にはいろいろな野鳥がやってくる。
ようく見ないと見過ごしてしまうような野鳥たちだが、
ようく見るとかわいい姿を見つけることができる。
写真はノビタキのメス。
まんまるのかわいい目をしている。
これがオスになると全く色が違う。

これでもあまり目立つ方ではないが、
メスよりはかなり派手ないでたちをしている。
おそらく子連れだったのだろう。
数羽の群れが上流に行ったり下流に行ったりかなり広範囲に飛び回っていた。



ところでもう一種類おそらく「エナガ」だろうと思うが、
いつもは群れで過ごすエナガが一匹だけ河原にいた。
大きさが少し合わないかと思いつつどうもよくわからない。
少し調べてから掲載しようかとも思ったが、面倒なので一緒に掲載することにした。


心地よい荒瀬川の袂(たもと)にはいろんな種類の野鳥が集まってくる。
私の好きなカワセミももうすぐやってくる。
ひそかな楽しみはこっそりと写真に撮ること。
また、歩きながらの生き物探索ができる。

2018年02月18日
海鮮市場の元気な貝たち




2018年2月18日(日)
今日も強烈な西風が吹く一日。
少しだけ日差しもあったが吹雪で前が見えなくなる時間帯が多かった。
歩くのは大変なので何とか工夫しながらのウォーキングとなる。
酒田本港近くは海からの風が突き刺さるように吹き抜けていた。
定期航路船とびしまは今日も欠航だった。
あまりの風の強さに海鮮市場の建物の中にはいって新鮮な魚介類を見学。
元気な貝たちが目についた。
サザエ、ホタテ、アサリ、北海ツブ。
この時期一番の旬の魚はやはり「寒鱈(カンダラ)」。
大型の寒鱈が何本も上がっていた。
美味しそうなものばかりでそのまま持ち帰りたくなってしまった。


2018年02月01日
懸命に生きる雪の中の野鳥たち

2018年2月1日(木)
昨日行った酒田市光ヶ丘地内の松林。
この時期天気が荒れるとかなりの確率で北方からの渡りの冬鳥が見受けられる。
その代表が白鳥やマガン、ヒシクイ、カモの仲間だが、
小さな野鳥も風に飛ばされながらやってきては松林で羽を休める姿を見ることができる。
鳴き声と羽の色などを目印にあちこち散策していると良く目にするのがジョウビタキやノビタキなどのヒタキの仲間。
しかし小鳥だけあって小さい分見つけるのはかなり難しい。
昨日は残念ながらいつもいるキジバトやメジロ、アカゲラなどに混じって、
唯一渡りのツグミなども見ることができた。
まずはキジバトの雪の中の餌探しだ。



次にまともに写せなかったキツツキの仲間「アカゲラ」と目玉がかわいい「メジロ」。


最後に北方から渡ってきた「ツグミ」。
身体はヒヨドリほどもあるがいかんせんおとなしい性格であまり目立たない。

羽の色など十分に美しい野鳥と思うが、腹のまだら模様が気持ち悪いという人もいる。
他に「アトリ」や「ジョウビタキ」なども目撃したが、残念ながらシャッターを押すまでには至らなかった。
どの野鳥も冬の野に懸命に生きる姿を見せてくれていた。
またしばらくしたら「野鳥観察のための」散策を続けたいと思う。
2018年01月15日
新井田川の葦原に住む水鳥たち

2018年1月15日(月)
酒田市浜田2丁目を流れる新井田川(にいだがわ)。
下流域も上流域もほとんどがコンクリートで固められ護岸整備が済んでいる。
しかし、この地域だけはなぜか護岸に葦が茂り、
夏は野鳥のヨシキリが鳴き、冬は水鳥がやってくる。
写真は冬鳥としてやってくる「オオバン」。
つがいで仲良く葦のなかで餌を探していた。
真っ黒い姿であまり目立たない姿だが、
動きに愛嬌があって私の好きな水鳥の一種となっている。
他にもカワアイサやコガモ、カルガモ、オナガガモなどが遊んでいた。
静かな水面に波紋が広がっていた。


上の写真は昨日青空が広がった午前中のもの。
明るい太陽が出てくれば写すことができて本当にうれしい。
きれいに撮れた水鳥も掲載しよう。




カワアイサ、コガモ、カルガモ、オオバン。