絵画作品展「鳥海山と花とくだもの」
2019年1月8日(火)
酒田市中町にある「さかた街なかキャンパス」。
1月4日(金)~13日(日)の期間で渡邉麻美絵画作品展「鳥海山と花とくだもの」が開催されている。
時々興味を引く作品展があると顔を出しているが、
この作品展は若い娘さんの作品とは思えない出来栄えですっかり魅了されてしまった。
会場の一番奥に掲示されているのは布に書かれた大きな鳥海山の絵だった。
どこから見た鳥海山ですか?と聞くと、
「遊佐の杉沢です。」とのこと。
遊佐町からの鳥海山とは少し形が違うようだが、
心象風景も混じっての風景なのだろう。
同じような風景の油絵が入口脇が飾られていたが、
こちらはじっくり書き込んだしっかりした作品に仕上がっていた。
写真は「いちょうの木の下で」と題した小品。
大きな木に見守られている先生と生徒か。
本人曰く「瑞々しい影を描きたかった」。
イメージは暗いがほんのり温かみのある作品となっていた。
もう一品紹介する。
「透き通った/透明な/すっとする」。
どうも見覚えのある風景で気になってしょうがない。
昔杉沢に鳥海公園という桜の名所があったが、
急な上り坂の途中から見る八幡方面がちょうどこんな風景なのだ。
日向川が流れているのだが堤防の陰になって見ることはできない。
私の散歩コースのひとつになっていて、秋などは心地よく歩くことができる。
これははがき大ほどの小さな作品だが、
橋の欄干から下をのぞき込んでいるのか小さな子どものスケッチだ。
何気ない風景だが、印象的な作品で私好みだ。
他にも絵本的な絵画や花の絵画などもあり、
結構楽しめる。
もう少し本格的に書き込んだ作品も見てみたいと思ったが、
初めての方にそんな話はできない。
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