2019年08月08日
暑いときの熱々手羽先
2019年8月8日(木)
もう建物を解体してから何年になるだろうか。
酒田市寿町にある大信寺という寺の入口近くに長五郎という焼き鳥屋さんがあった。
焼き鳥屋さんだから当然焼き鳥を求めて会社帰りの人や、近所の馴染みの人なども、
夕方になるとあちらこちらから集まってきては1・2杯飲んでは焼き鳥を食べ帰って行った。
私も本町に勤め先があった関係で仕事帰りに寄ることが多かったが、
焼き鳥屋さんだからと言って焼き鳥は注文せずに、イカ刺しやタコの頭などを注文していた。
また、煮魚なども美味しくて、どちらかと言うと焼き鳥よりも魚介系の方が多く食べたような気がする。
ところで焼き鳥のほかに手羽先揚げなどもあってこれがまた予想外の美味しさで、
時間は少しかかったが何度も注文をしたものだった。
手羽先を油で揚げるだけの素揚げだったがじっくりと火を入れた熱々をいただくと、
それはそれは美味しくて、焼酎をいつもより余計にお代わりしてしまうほどだった。
手渡された新聞紙で手羽先を包みながら食べる素朴な味わいの手羽先だった。
この長五郎さんの手羽先が忘れられずにあちこちの肉屋さんに行っては購入しているが、
どこも素揚げの手羽先は置いていない。
写真は酒田市一番町にある肉・惣菜の小の木さんの手羽先だが、
美味しいたれがまぶされていて、これはこれで美味しいのだがまた少し違うのだった。
今度我が家でも素揚げをしてみようかと思っているが、
やはり時間がかかるのと油の扱いが面倒で少しためらっている。
あの熱々の手羽先が忘れられずにいまだ手羽先を追い続けているが、
いつの日か同じものを食べることができるだろうか。
Posted by 黒メダカ at 17:35│Comments(0)
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