2019年08月06日
鳥海山湧水の宝庫は白い靄
2019年8月6日(火)
昨日行ってきた秋田県にかほ市中島台・獅子ヶ鼻湿原。
鳥海山の秋田県側、北西山麓に広がる湿原湧水群から湧き出る伏流水の水量はとんでもなく多い。
昨日のにかほ市は気温が31度ほどだったようだが、
湧水の冷たさに白い靄(もや)が発生していた。
月曜日ということもあって訪れる人はそれほど多くはなく、
すれ違う人も10人を下回るほどだった。
駐車場から湧水が流れ出るところまでは約1時間ほど。
すでに私の頭からは汗がほとばしるように流れ出ていて思わず冷たい水を思い切りかけた。
本当に一年に一度の気持ちよさをまた味わうことができた。
まるで冷蔵庫の中にでもいるような気持ちにさせる湿原湧水群の集まった場所は、
鳥海山湧水の宝庫と呼んでもいいだろう。
数々のブナの巨木や見事な緑の葉の世界を歩きながら、
また来年来ることができるように祈りながらゆっくりと整備された木道の上を歩いて帰路についた。
湧水の湧き出るところを「出つぼ」と地元の人は呼んでいる。
その出つぼは全部で11か所ほどあるらしいが、その伏流水の水量がすごい。
流れの速さをみればわかるが、これが1秒も休むことなく延々と流れ出ているのだ。
Posted by 黒メダカ at 08:01│Comments(0)
│自然・風景