2017年07月05日
トクサ(砥草)の新芽
2017年7月5日(水)
午前中散歩した酒田市飯森山にある出羽遊心館脇の庭園内にあるトクサ(砥草)の新芽。
トクサと言えばシダ植物の一種でつくし(土筆)の胞子のようなものをつける。
増殖は地下茎が伸びることで株が増えていくが、
土を選ばずに増えるため庭中トクサだらけになることもある。
この出羽遊心館のトクサもあちこちに増えていた。
冬になる前に主だったところを刈り取っていたが、
この時期になると新芽が伸び出して元気の良いところを見せていた。
トクサは表皮細胞壁にケイ酸が付着し、
この固い物質で砥石のように物を磨くことができることから命名されている。
酒田市漆曽根にある母の実家の庭にあったのを、
おもしろくて抜いて遊んでいたのを記憶しているが、
今もまだあるのだろうか。
遠い昔の話である。
2017年07月05日
遊佐町石辻のオニ神様
2017年7月5日(水)
昨日午前中雨が降る前に散歩したのは、
遊佐町と旧八幡町の境にある橋「鳥海橋」から遊佐町側にある石辻(いしづ)集落の脇を、
てくてく日向川に沿って上流に向かった。
遊佐町蕨岡地区は伝説や昔話の伝承が盛んなところで、
この日向川が昔氾濫していた頃、
オニ神様が洪水から村を守ったことを祀った「三吉(みよし)神社」が設置されている。
鳥海橋から歩くこと約15分ほど。
堤防のすぐ脇に小さな鳥居と共に祀られていたのは、
別名「さんきちさま」と親しまれている三吉神社。
2月の節分のときには「福は内、オニも内」と、
洪水から守ってくれたオニ神様を敬っている。
ずいぶん昔、この話を聞いたときには、
なるほどオニ神様なるものがいるんだなぁと感心していたが、
昨日の豪雨で増水した日向川を見ると、切実さが身に染みる思いだった。